文献

J-GLOBAL ID：201202286414208868   整理番号：12A1161824

リチウムイオン電池に対し安全正抵抗温度係数複合材料カソード

Safe positive temperature coefficient composite cathode for lithium ion battery

著者 (5件)： ZHONG Hai (Coll. of Chemistry and Molecular Sciences, Wuhan Univ., Wuhan 430072, CHN) ,  KONG Chan (Coll. of Chemistry and Molecular Sciences, Wuhan Univ., Wuhan 430072, CHN) ,  ZHAN Hui (Coll. of Chemistry and Molecular Sciences, Wuhan Univ., Wuhan 430072, CHN) ,  ZHAN Caimao (Coll. of Chemistry and Molecular Sciences, Wuhan Univ., Wuhan 430072, CHN) ,  ZHOU Yunhong (Coll. of Chemistry and Molecular Sciences, Wuhan Univ., Wuhan 430072, CHN)
資料名： Journal of Power Sources  (Journal of Power Sources)
巻： 216  ページ： 273-280  発行年： 2012年10月15日 
JST資料番号： B0703B  ISSN： 0378-7753  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 転移温度(T_c)90°Cのエチレン酢酸ビニル(EVA)ベースの正抵抗温度係数(PTC)材料を提案し,作製することに成功した。更に,LiFePO₄粉末,結合材および導電性炭素とそれを直接混合する,またはその集電装置とLiFePO₄電極膜間にそれをサンドイッチすることにより,LiFePO₄カソードにそれを導入した。こうして得られるLiFePO₄/PTC複合材料電極,両者は,90°Cにて自己限流効果を示した。LiFePO₄/PTC複合材料電極の電気化学特性を,定電流充/放電,サイクリックボルタモグラム,および電気化学インピーダンス分光測定の観点から計測した。裸のLiFePO₄電極と比較して,両LiFePO₄/PTC複合材料電極は,サイクル安定性,レート能力および室温での電気化学動力学性質にて,如何なる性能劣化も示さなかった。この結果は,適切なT_c90°Cを持つ提案のLiFePO₄/PTC複合材料電極が,副反応の発生前に熱暴走を効率的に予防できること,および異常な温度上昇時にリチウムイオン電池をより良好に保護できることを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *温度係数 ,  電極材料 ,  EVA樹脂 ,  リチウム化合物 ,  リン酸塩 ,  鉄化合物 ,  集電装置 ,  充放電サイクル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  電気化学インピーダンス
準シソーラス用語： カソード材料 ,  リン酸鉄リチウム ,  *正抵抗温度係数 ,  熱暴走

分類 (1件)： 燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (4件)： リチウムイオン電池 ,  正抵抗温度係数 ,  複合材料 ,  カソード