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J-GLOBAL ID:201202286428709843   整理番号:12A1238004

批評的レビュー:慢性疾患予防における野菜と果物

Critical review: vegetables and fruit in the prevention of chronic diseases
著者 (12件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 637-663  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: C0778B  ISSN: 1436-6207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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背景 野菜・果物(F/V)は栄養素,食物繊維,フィトケミカルを豊富に含み,ヒトの栄養の多くの部分を補っている。しかし,一般の人々の野菜又は果物摂取増が特定の慢性疾患リスクを低下させるのか,またどのようなエビデンスがそのような関連性に当てはまるのかついては分かっていない。方法 文献の研究とそれぞれの研究結果の包括的分析を行い,肥満,2型糖尿病,高血圧,冠動脈心疾患(CHD),脳卒中,癌,慢性炎症腸疾患(IBD),慢性関節リウマチ(RA),慢性閉そく性肺疾患(COPD),喘息,骨粗鬆症,眼疾患,認知症について評価した。判断のためにリスク関連のエビデンス強度,エビデンスのレベル,及び研究数を考慮し,研究の質と推測関連性は研究計画とサイズに準拠した。結果 高血圧,CHD,脳卒中に対してはF/Vの摂取増は病気のリスクを下げるという納得のいくエビデンスがある。癌リスクは一般にF/V摂取と負に相関するという可能性の高いエビデンスもある。さらにF/Vの摂取増は体重増加を抑制するという有力なエビデンスもある。過体重は2型糖尿病の最も重要な危険因子であるので,F/Vの摂取増は2型糖尿病発症を間接的に低下させると考えられる。過体重とは別に,摂取増は2型糖尿病リスクに影響しないというエビデンスもある。F/Vの摂取増は特定の眼疾患,痴呆,骨粗鬆症リスクを低下させるというエビデンスもある。同じく,喘息,COPD,RAの最近のデータから,F/Vの摂取増はこれらの病気を予防すると考えられる。IBD,緑内障,糖尿病性網膜症に対してはF/V摂取との関連について十分なエビデンスが得られていない。結論 本批評的レビューでは毎日の野菜・果物多量摂取が健康を促進することを示した。従って科学的観点から,国内のF/V摂取増キャンペーンが正しいことを証明した。栄養・健康政策によるF/V摂取促進は西洋社会の慢性疾患負担を低下させる望ましい方策である。Copyright 2012 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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園芸食品一般  ,  疫学 
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