抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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図書館法改正(2008年8月公布)の骨子は,情報化社会への対応として,電子媒体の取扱い/学社連携/講習による司書養成から大学課程における養成へ/地域住民への情報開示である。知識基盤社会における地域住民の生涯学習への対応を担う公共図書館の重要性が増している。図書館情報学課程では司書および司書教諭を養成する。「地域と図書館」は履修学生の入門科目である。授業の目的は図書館業務の全体像を把握することで,大学図書館と市立図書館との連携を特徴とする。「地域と図書館」の授業内容を紹介した。講義形式とは異なり演習を随所に取入れているため,1回の欠席が後の学習に影響する。事前説明を行い,欠席が少なく教育効果をあげる上で良好な環境作りができた。学生は図書館員の業務を具体的に把握し,司書が常にスキルアップを要求される専門的職業であることを理解できた。情報化,電子媒体の取扱いに関する技術的側面では,授業をしっかり受講すれば心配なく対応できることが分かった。課題として,市立図書館との連携調整,時間配分,適切なセッション課題の設定などを明示した。