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J-GLOBAL ID:201202286525511187   整理番号:12A0623042

重要文化財元禄および天保国絵図に使われた彩色材料と色彩表現に関する考察

On Painting Materials and Apparent Colors of Important Cultural Properties, Genroku Kuniezu and Tempo Kuniezu (Maps in Early Modern Japan)
著者 (4件):
資料名:
号: 51  ページ: 31-45,1(4)-1(5)  発行年: 2012年03月31日 
JST資料番号: Y0449A  ISSN: 0287-0606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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筆者の研究室では,これまで歴史学や地理学的研究のための史料として取り扱われてきた地図や絵図を,彩色材料や表現色を科学的に分析し,作成地域と年代の2つを座標軸とした変遷を体系的に把握することによって地図あるいは絵図の持つ意味を探ることを研究している。本報では,国立公文書館に所蔵されている「国絵図並郷帳」(重要文化財)のうち,元禄国絵図2鋪(薩摩,下総),天保国絵図6鋪(薩摩。武蔵,下総(2),備前(2))の調査結果を報告した。「国絵図」は各藩が幕府の命によって作成した自国の地図であり,両者は約150年の間隔があり,更に紅葉山本(将軍用図書保管)と勘定所本(勘定所が保管)の国絵図を調査できた。目視検査,蛍光X線分析,可視反射スペクトル測定および顕微鏡観察を行って彩色材料および表現色調査を行った。元禄国絵図と天保国絵図中の道,川,海,一里塚,村形の表現色の差を検討し,顔料の定性を行った。得られた結果から,図絵図の配色が単に記号としての色分けだけでなく,何らかの意味を持つ可能性があることを見出した。その意味は現時点では不詳であるが,今後それぞれの絵図の様々な属性を明らかにする過程で判明するものと指摘した。今回の分析は,これからの「新しい地図学」研究のためにも貴重な知見を提示できたと指摘した。
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分類 (2件):
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塗料の性質  ,  無機化合物の物理分析 
タイトルに関連する用語 (5件):
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