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J-GLOBAL ID:201202286629937828   整理番号:12A0138558

GluD1による興奮性と阻害プレシナプス分化の誘導

Induction of excitatory and inhibitory presynaptic differentiation by GluD1
著者 (4件):
資料名:
巻: 417  号:ページ: 157-161  発行年: 2012年01月06日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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イオン向性グルタミン酸受容体サブユニットのδサブファミリーは,GluD1とGluD2よりなる。小脳プルキンエニューロンで選択的に発現している,GluD2は,Cbln1 (セレベリン前駆体蛋白質1)およびプレシナプスニューレキシンとの相互作用を介し,顆粒ニューロンとプルキンエニューロンの間のシナプス形成に関わることが示されている。一方,小脳で発現していないが,海馬で発現している,GluD1のシナプス形成活性は,性質が検討されていない。ここでは,非ニューロンHEK細胞で発現しているGluD1が,GluD2と同様に小脳ニューロンとの共培養で,そのN末端ドメインを介し,顆粒ニューロンのプレシナプス分化を誘導することを報告する。GluD1は,GluD2ノックアウトプルキンエニューロンでシナプス形成不全を救済することも示し,GluD1とGluD2の機能的相同性を示した。これとは異なり,GluD1発現のみでは,HEK細胞と海馬ニューロンとの共培養でプレシナプス分化を誘導しなかった。しかしながら,Cbln1を培養液に外部より加えると,GluD1は,グルタミン酸作動性プレシナプス末端だけでなく,GABA作動性のそれのプレシナプス分化も誘導した。Cbln1は,海馬ニューロンでは発現していなかったが,海馬に対する内嗅皮質ニューロン突出で発現していた。GluD1を発現するHEK細胞と内嗅皮質ニューロンの共培養では,グルタミン酸作動性とGABA作動性プレシナプス末端の両方が,Cbln1を外部から加えなくても,HEK細胞で生成した。これら結果は,GluD1が内嗅皮質突出ニューロンにより形成されるように,海馬で特異的なシナプスの形成に関わることを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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