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J-GLOBAL ID:201202287599905345   整理番号:12A1366542

104GeV以下のエネルギーを持つ銀河及び太陽起源宇宙線の恒星異方性の存在,及び,太陽磁気圏と星間磁場における隣接ガス状物質の推定挙動パターンによって引き起こされたその変調

The existence of cosmic ray sidereal anisotropies of galactic and solar origins with energies lower than 104GeV and their modulation caused by the presumed behavior pattern of the heliomagnetosphere and of its neighboring gaseous matter in interstellar magnetic field
著者 (6件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 613-639  発行年: 2012年 
JST資料番号: G0106B  ISSN: 1343-8832  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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104GeV以下のエネルギーを持つ宇宙線(CRs)の恒星異方性(SiA)は3つの種類を持つことが示される:ひとつ(GA)は,方角ΦGG=0時;δG=-20°)による銀河起源のものである。そして他の2つは,方角ΦTT=6時;δT~-24°)と方角ΦHH=18時;δH>0°)のそれぞれによる太陽起源のものであり,それらは,尾部と太陽磁気圏(HMS)上におけるCRsの加速によって生まれるものと仮定される。この結論には,20世紀初期におけるCR観測の始まり以来,長期間の遅延を経て1995年に到達した。この遅延は,主として,宇宙において恒星異方性は一方向を向かなくてはならないと信じることから引き起こされた観測間の矛盾によって起きた。この矛盾は,GAとTAの発見によって少なくとも定性的には解決された。HAも含めたこれらの異方性は,それぞれ,太陽極磁場の11年毎の極逆転と11年の周期を持つ太陽活動依存性で特徴付けられるHMSにおける正当な太陽変調に対する主体である。これらの変調パターンを用いることによって,3つの異方性の起源が決定される。かくして逆決定されたTAとHAは,HMSにおいて以下の種類の事実と問題を生む:(1)HMSの構造,(2)HMS境界上でのCRsの加速,(3)TAとHAの鋭い集中に対するHMSのCRレンズ効果,(4)隣接する星に相対的なHMSの適切な運動(VHMS),(5)(磁場を含む)星間ガス状物質の隣接する星に相対的な適切な運動,そして(6)HMSの運動の二重性とまたHMSに対するコンプトン-ゲッティング(C-G)効果の欠如に対する説明のためのHMS周りの従属HMSの存在。本稿では,現在の理解にまで導いた20世紀の多くの研究者によってなされたCR恒星異方性の研究をまとめただけでなく,将来への新たな見通しを切り開くためのいくつかの問題を提示する。(翻訳著者抄録)
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宇宙線起源 
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