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J-GLOBAL ID：201202287870463965   整理番号：12A0004402

四員環アンモニウムカチオンを持った金属-有機ぺロブスカイトの巨大誘電異常

Giant Dielectric Anomaly of a Metal-Organic Perovskite with Four-Membered Ring Ammonium Cations

著者 (5件)： ZHOU Biao (Nihon Univ., Tokyo, JPN) ,  IMAI Yuji (Nihon Univ., Tokyo, JPN) ,  KOBAYASHI Akiko (Nihon Univ., Tokyo, JPN) ,  WANG Zhe-Ming (Peking Univ., Beijing, CHN) ,  KOBAYASHI Hayao (Nihon Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 50  号： 48  ページ： 11441-11445  発行年： 2011年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 室温近傍の広い温度範囲で10⁴以上の誘電率を持つ強誘電性材料は工学的に利用出来る大きな可能性を持っている。最近分子ベースの高分極材料の開発が注目されているが,10⁴以上の広い誘電ピークを持った分子ベースの固体は未だ報告されていない。本報では誘電率に非常に広いピークのある四員環アンモニウムカチオンを持ったギ酸-金属ぺロブスカイト[(CH₂)₃NH₂][Cu(HCOO)₃]について報告する。誘電率は220-320K,1kHzで10⁴以上となり,1kHz,280K近傍では7x10⁵に達した。X線回折により286K近傍において斜方晶系Pmnaから単斜晶系P2_1/cへの結晶対称の変化が明らかになった。4員環アンモニウムカチオンの固有の立体配座の不安定性が金属-有機物ぺロブスカイトの格子対称の変化及び巨大誘電異常を誘発する上で基本的な役割を果たしている可能性が高い。

シソーラス用語： *複素環化合物 ,  *アンモニウム化合物 ,  *カルボン酸塩 ,  *誘電率 ,  結晶構造 ,  温度依存性 ,  周波数依存性 ,  ペロブスカイト型結晶 ,  斜方晶系 ,  単斜晶系 ,  構造相転移 ,  銅錯体 ,  強誘電体 ,  脂肪族カルボン酸 ,  *配位重合体【樹脂】 ,  *MOF【配位高分子】
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  *金属-有機骨格

分類 (4件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X) ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B) ,  相転移・臨界現象一般  (BL04010V)

物質索引 (1件)： ギ酸

タイトルに関連する用語 (1件)： アンモニウムカチオン