抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海岸性昆虫分布調査の一環として,鶴崎(2008)の報告を補う形で砂浜海岸9カ所で野外調査を実施した。調査で得られたウスバカゲロウ科の幼虫(アリジゴク)は以下4種,ハマベウスガカゲロウMyrmeleo solers Walker,クロコウスバカゲロウMyrmeleon bore(Tjeder),オオウスバカゲロウ Heoclisis japonica (MacLachlan),及びコカスリウスバカゲロウDistoleon contubernalis(MacLachlan)であった。採取記録を記し,分布と生息環境を考察した。国内希少種であるハマベウスガカゲロウを4調査地点で確認し,島根県が重要な生息地であると示唆した。また,本種は最も汀線近くで防風壁など人工物をまったく利用せずに生息しており,自然度の高い種であった。他の3種は広く分布し,人工物の陰の砂を利用することが多かった。