抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
キャンセラブル・バイオメトリクスと遠距離型(アクティブ型)のRFIDシステムを組み合わせることで,高い利便性を有し,かつ,生体情報の漏えいに耐性のある安全な認証システムを低コストで実現することが可能となる。例えばRFIDシステムと適切な虹彩読取装置があれば,利用者にストレスを与えることのないウォークスルーやハンズフリーで認証可能なキャンセラブル・バイオメトリクス認証システムへの展開が期待できる。しかしながら,リーダと通信可能なRFIDタグがリーダの周囲に多数存在する場合は,その中から生体情報を提示したユーザのタグを絞り込まなければならない。さもないと,数多くのタグに対してバイオメトリクス認証プロトコルを実行しなければならず,処理時間の大幅な増大を招いてしまう。この問題を解決するために,本論文では,認証プロトコルを実行する前に,あらかじめ認証に成功する確率の高いタグを特定するプロトコル(タグフィルタリングプロトコル)を提案した。(著者抄録)