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J-GLOBAL ID:201202288240400007   整理番号:12A0717521

高魚摂取集団における胎児脳,肝臓および脂肪組織脂肪酸組成の在胎齢依存的変化

Gestational age dependent changes of the fetal brain, liver and adipose tissue fatty acid compositions in a population with high fish intakes
著者 (6件):
資料名:
巻: 86  号: 4-5  ページ: 189-199  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: C0739A  ISSN: 0952-3278  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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序論:高い魚摂取の女性が妊娠したえい児の脳,肝臓,および脂肪組織の子宮内の脂肪酸(FA)組成についてのデータはない。 テーマと方法:著者らは,リノール酸(LA)摂取が低く,地元の魚からのドコサヘキサエン酸(DHA)およびアラキドン酸(AA)の摂取の高いタンザニアの女性が妊娠した,異なる在胎齢(8から38週の範囲)20人の死産のえい児の脳(n=18),肝臓(n=14)および脂肪組織(n=11)のFA組成を分析した。 結果と考察:妊娠が進むに伴い,脳の飽和脂肪酸(SAFA;in g/100gFA),ポリ不飽和脂肪酸(PUFA),DHA,20:3ω6,22:4ω6,および22:5ω6が増加したが,一方モノ不飽和脂肪酸(MUFA),20:3ω9,22:3ω9,およびAAは減少した。脳のAAの減少はおそらく,20:3ω6,22:4ω6,および22:5ω6へのAA代謝が増加したことによるものと考えられる。肝臓ではSAFA,PUFAおよびLAが増加したが,いっぽうMUFAは妊娠が進むとともに減少した。脂肪組織のSAFAの急激な増加(ほとんどがde novoに合成された)は,妊娠が進むとともにMUFA,PUFA,DHA,LAおよびAAの相対的減少と同時に起こった。西欧のえい児に比べると,本研究でのアフリカのえい児は,脳と脂肪組織でより高いDHA,より低いAA,およびより高いDHA/AA比を持っていたが,一方脂肪組織のLA含量は低かった。 結論:これらのえい児の母親の低いLA摂取と高いDHAおよびAA摂取は,Δ5DおよびΔ6D-活性に対するα-リノール酸(ALA)対LA最適な競争,またDHA対AA拮抗作用を支えていると考えられた。逆にいえば,高いLAと低いDHAおよびAA摂取に特徴づけられる西欧の食物は,最適なω3/ω6バランスをめざす進化的に保存されたこれらのメカニズムを妨害している可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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脂質一般  ,  成長 

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