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J-GLOBAL ID：201202288829386519   整理番号：12A0584857

ガラス基板上に共有結合的に固定されたカルボキシメチルベタイン共重合体層

Carboxymethylbetaine copolymer layer covalently fixed to a glass substrate

著者 (7件)： SUZUKI Hisatomo (Dep. of Applied Chemistry, Graduate School of Sci. and Engineering, Univ. of Toyama, Toyama 930-8555, JPN) ,  LI Lifu (Dep. of Applied Chemistry, Graduate School of Sci. and Engineering, Univ. of Toyama, Toyama 930-8555, JPN) ,  NAKAJI-HIRABAYASHI Tadashi (Frontier Res. Core for Life Sciences, Univ. of Toyama, Toyama 930-8555, JPN) ,  KITANO Hiromi (Dep. of Applied Chemistry, Graduate School of Sci. and Engineering, Univ. of Toyama, Toyama 930-8555, JPN) ,  OHNO Kohji (Inst. for Chemical Res., Kyoto Univ., Uji 611-0011, JPN) ,  MATSUOKA Kazuyoshi (R&D Laboratories, Osaka Organic Chemical Ind., Kashiwara 582-0200, JPN) ,  SARUWATARI Yoshiyuki (R&D Laboratories, Osaka Organic Chemical Ind., Kashiwara 582-0200, JPN)
資料名： Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces  (Colloids and Surfaces. B. Biointerfaces)
巻： 94  ページ： 107-113  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： W0541A  ISSN： 0927-7765  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 双性イオンモノマ,カルボキシメチルベタイン(CMB),と3-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランからなるランダム共重合体をエタノール中,2,2′-アゾビスイソブチロニトリルを重合開始剤として合成した。この共重合体のエタノール溶液中でガラス板をインキュベーションすると厚さ約2~3nmの共重合体層が得られる。共重合体で修飾したガラス基板は水に浸したとき高度に親水性となり,蛋白質の非特異的吸着に対する強い抵抗性を示した。その忌避度は共重合体中のCMB残基含有量の増加に伴って増加し,ある値以上になると一定になることが分かった。ガラス基板中への種々の細胞の付着は共重合体層で表面修飾することにより強く抑制された。また,ポリCMBグラフト鎖を層表面に導入すると細胞が層に接近するのを妨げる立体障害のため,細胞付着が強く抑制されることを示した。双性イオン高分子層とグラフト鎖を組合せて用いることにより,金属酸化物の固体表面に抗生物汚損能が与えられることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ランダム共重合体 ,  *吸着 ,  *親水性 ,  細胞接着 ,  双性イオン ,  *生物汚損 ,  *表面改質 ,  *蛋白質吸着 ,  細胞結合 ,  結合
準シソーラス用語： *抗生物汚損 ,  細胞付着

分類 (3件)： 界面化学一般  (CB12010J) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (3件)： ガラス基板 ,  共有結合 ,  共重合