抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フロータイプ反応器システムを用いた金属ナノ粒子の水熱合成に関する著者らの最近の研究結果を紹介した。水熱条件下での銀ナノ粒子の生成機構を高温高圧反応器内反応溶液の吸収スペクトルをin situモニタリングすることで調べ,銀ナノ粒子が350°Cの亜臨界水に一部溶解し,その結果,ナノ粒子の粒径分布が二峰性になることを見いだした。サイズが制御された金属ナノ粒子を調製するために,T型接合部を有する水熱反応器を開発した。その結果,この反応系を用いると,T型接合部での反応溶液の迅速混合のため,狭い粒径分布を持つ超微細な銀ナノ粒子が得られた。銅ナノ粒子の水熱合成についても説明し,この方法が金属ナノ粒子の種々のタイプに対して広い利用性を持っていることを示唆した。