文献

J-GLOBAL ID：201202289246156570   整理番号：12A0938843

ポリプロピレン短繊維からの新奇な複合単一糸の構造

Structure of Novel Composite Single Yarn from Polypropylene Staple Fibers

著者 (4件)： KIMURA Hirokazu (Technol. Res. Inst. Osaka Prefecture, Osaka, JPN) ,  MATSUMOTO Masakazu (Nihon Univ., Chiba, JPN) ,  MATSUMOTO Yo-ichi (Shinshu Univ., Nagano, JPN) ,  FUKUSHIMA Kazunari (Daiwabo Holdings Co. LTD., Osaka, JPN)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 58  号： 3  ページ： 27-34  発行年： 2012年06月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリプロピレン短繊維をテキスタイル材料として用い,良好な機能性を持つ新奇な紡績糸を開発する目的で,サイドバイサイドと鞘芯構造とを糸中で組み合せることにより,短繊維が芯の紡績双糸の造り方を,実験室的リング精紡機を用いて調べた。次の結果が得られた:1)トリプレット紡績糸の製造法を応用し,紡績張力制御装置なしに,糸形成1点と撚りプロセス1つにすることで,サイドバイサイド構造と鞘芯構造とを構成できた。2)短繊維芯の糸の紡績法で,サイドバイサイド構造の芯層と,糸のより低い撚り水準の紡績水準下の短繊維芯層との間の紡績張力差を制御する必要があった。3)より大きなねじり硬さのポリプロピレン繊維の短繊維芯層を構成するためには,鞘層用のドラフト繊維束の長さをより大きく制御するだけでなく,鞘および短繊維芯繊維の細さと切断長,およびポリプロピレン繊維の組成比を選び,紡績機のスピンドル速度を増加させることが重要であった。

シソーラス用語： *ポリプロピレン ,  *ステープルファイバ ,  *撚糸 ,  *構造 ,  *繊維 ,  *織物 ,  *紡績糸 ,  *バイコンポーネント繊維 ,  *二重構造 ,  *リング精紡機 ,  *複合構造
準シソーラス用語： *テキスタイル ,  *鞘芯構造 ,  *繊維構造 ,  *短繊維 ,  撚り糸

分類 (1件)： 紡績工程,紡績機械  (YM04020G)

引用文献 (20件)：

• [1] Matsumoto Y, Toriumi K, Tsuchiya I, Harakawa K (1992) Text Res J, 62, 710-714.
• [2] Wu W, Lee J (1995) Text Res J, 65, 225-229.
• [3] Matsumoto Y, Sakaguchi A, Toriumi K, Morooka H, Harakawa K (1997) J Seric Sci Jpn, 66, 6-10.
• [4] Cheng K B, Murray R (2000) Text Res J, 70, 690-695.
• [5] Matsumoto Y, Fushimi S, Saito H, Sakaguchi A, Toriumi K, Nishimatsu T, Shimizu Y, Shirai H, Morooka H, Gong H (2002) Text Res J, 72, 735-740.

タイトルに関連する用語 (2件)： ポリプロピレン ,  短繊維