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J-GLOBAL ID:201202290942734064   整理番号:12A0396316

ビスフェノールAの染色体異常誘発及び突然変異誘発作用:内分泌かく乱物質

Clastogenic and mutagenic effects of bisphenol A: An endocrine disruptor
著者 (9件):
資料名:
巻: 743  号: 1-2  ページ: 83-90  発行年: 2012年03月18日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ビスフェノールA(BPA)は内分泌かく乱物質(ED)であり,ヒトへの曝露は毒物学的及び公衆衛生上懸念される。BPAは齧歯動物でDNA付加物と異数性を誘発し,ヒトでは反復流産及び男性不妊とBPAとの関係が示され,BPAには遺伝毒性があることを示唆する。BPAの遺伝毒性及び突然変異誘発作用をin vivoとin vitroで調べた。雄性及び雌性成体ラットにBPA(2.4μg-50mg/kgbw)を6日間,毎日1回投与後,骨髄と血液を採取し,遺伝毒性分析(小核,染色体異常及び単細胞ゲル電気泳動分析など)を行った。突然変異誘発性は代謝的に活性なミクロソーム画分(S9)存在及び非存在下,サルモネラ菌(TA98,TA100,TA102)試験株で調べた。BPAの遺伝毒性機構を解明するため,8-ヒドロキシデオキシグアノシン,脂質過酸化及びグルタチオン活性レベルを調べた。BPA曝露で,多染性赤血球(PCE)での小核(MN)数,骨髄細胞での構造的染色体異常,血中リンパ球でのDNA損傷が有意に増加し,これらの影響は2.4μg以外の全ての用量でみられ,突然変異誘発応答はいずれの試験株でもみられなかった。BPA曝露ラットでは血漿中8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度増加,肝臓での脂質過酸化増加とグルタチオン活性低下を観察した。BPAには突然変異誘発性ではなく遺伝毒性があることを明示し,酸化ストレスが遺伝毒性をもたらす機構の1つであることを示唆した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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