抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
硫化カドミウムCdS薄膜を化学浴堆積法により堆積させた。この際,膜調製中の毒性および蒸発を避けるために通常使用されているアンモニアの代わりに錯化剤としてエタノールアミンを用いた。膜の成長メカニズムを調べるために,試料を種々の堆積時間で調製した。1組の基板を同じ浴に浸漬して,30分毎に試料を浴から取り出した。このようにして,すべての試料は同じ浴で成長させた。薄膜の構造はX線回折で解析した。成長の初期は薄膜は非晶質で,堆積時間の増加とともに薄膜は(101)選択配向を有する六方晶構造を示した。薄膜表面のモルフォロジーを原子間力顕微鏡で調べた。これらの観察から,成長の初期は3DVolmer-Webeモードで始まり,続いて堆積時間の増加と共にStransky-Krastanovモードに遷移していくことを結論した。この遷移の臨界厚さは120nmである。薄膜成長の最後にはCdS量子ドットが形成された。紫外-可視領域での光学透過キャラクタリゼーションより,調製した薄膜は600nmより長い波長のフォトンに対して60から80%の高い透過率を有することが分かった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.