抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日立グループは,「人と地球のちょうどいい関係」の実現をめざし,スマートシティ構築に取り組んでいる。本稿では,それに対する日立の考え方について紹介する。スマートシティは,人々が生活の質を犠牲にすることなく,快適で安全・便利なくらしを続けながら,自然環境とも調和できる都市であり,一般的に,「ITを駆使してエネルギーや資源などを効率よく使い,環境に配慮する都市」と解釈されている。経済を優先するほど環境問題が引き起こされる傾向にある。一方,経済性や効率を重視し過ぎると,生活者にとって利便性や快適性を損なうことになり,魅力的な街とは言いがたいものになる。それぞれに過度な我慢を強いることなく,バランスよく実現し,さらに持続させていく仕組みが必要である。日立グループが考えるスマートシティは,さまざまな階層におけるさまざまな要素がITによって連携することで成り立つ。日立グループは,これまで培ってきた情報技術と制御技術を活用することで,その連携を実現するための基盤であるプラットフォームの実現をめざしている。