文献

J-GLOBAL ID：201202291350306660   整理番号：12A0230308

スペイン全土の地表レベルのオゾンのシミュレーションを向上するためのKalmanフィルターバイアス調整技術の評価

Assessment of Kalman filter bias-adjustment technique to improve the simulation of ground-level ozone over Spain

著者 (7件)： SICARDI V. ,  ORTIZ J. ,  RINCON A. ,  JORBA O. ,  PAY M.t. ,  GASSO S. ,  BALDASANO J.m.
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 416  ページ： 329-342  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イベリア半島全土の2004年の地上O₃濃度を診断するためにCALIOPE大気質モデル化システムを用いた。Kalmanフィルターバイアス調整法などの後処理を用いることによるO₃の1日最高濃度のシミュレーションの向上を検討した。Kalmanフィルターバイアス調整法は以前の測定値やモデル結果からバイアス調整項を最適に推定するための再帰アルゴリズムである。バイアス調整法は1年全部及び全領域に考えたすべての観測地点のO₃1日最高濃度のシミュレーションを向上させた。修正したシミュレーションは相関,二乗平均平方根誤差,平均バイアス及び過失誤差などの統計学的指標の向上を示した。後処理の後欧州指針2008/50/CEで決められたO₃濃度制限値の超過はより良く再現でき欧州指針2008/50/CEで決められたモデル化システムの不確実さは20%から7.5%に減少した。モデル結果のこの不確実性は定められたEU制限値の50%より小さい。後処理後O₃の一日サイクルのタイミング及び振幅においても改善があった。O₃最高濃度のシミュレーションにおける系統的な改善はKalmanフィルター後処理法が地上レベルのO₃濃度の正確な推定値を生成するのに適した技法であることを示唆する。本研究によりCALIOPEシステムからの結果の後処理後に得られた調整O₃濃度は近実時間O₃予報の信頼できる手段となることを証拠付けた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 大気汚染 ,  *大気オゾン ,  *シミュレーション ,  *Kalmanフィルタ ,  アルゴリズム ,  モデリング ,  スペイン
準シソーラス用語： *地表オゾン

分類 (3件)： 研究開発  (SA01040R) ,  気圏環境汚染  (SB03020M) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (7件)： スペイン ,  地表 ,  オゾン ,  シミュレーション ,  Kalmanフィルター ,  バイアス ,  評価