抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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不均質貯留層モデルにおけるブロッキングによる掃攻率改善効果の確認に関しては,ゲル化剤圧入量が多いほど,またゲル化剤の後押し量が少ないほど高いブロッキング効果が得られることが判明した。また水平方向の不均質性と鉛直方向の不均質性がともに大きいモデルにおいて最も高いブロッキングが得られること,そしてブロッキング効果に及ぼす影響は,水平方向の不均質性に比べると鉛直方向の不均質性のほうが大きいことが明らかとなった。さらにメタン生成菌などの栄養源となる生分解性のポリマーゲルの開発に関しては,ブロックコポリマーは乳化剤として働きフィンガリングを抑える可能性があること,このポリマーのミセルは海水でも凝集せず安定なので,増粘効果があると考えられることが判明した。今後の検討課題としては,ブロッキング効果が最大となるブロッキング実施時期の検討,3次元不均質モデルに対するブロッキング効果の検討,およびブロッキングに最適な安価なポリマーの調査,等が考えられる。