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J-GLOBAL ID：201202291659777330   整理番号：12A1367962

季節の合図に対する開花応答の遺伝的基礎

The genetic basis of flowering responses to seasonal cues

著者 (2件)： ANDRES Fernando (Max Planck Inst. Plant Breeding Res., Cologne, DEU) ,  COUPLAND George (Max Planck Inst. Plant Breeding Res., Cologne, DEU)
資料名： Nature Reviews. Genetics  (Nature Reviews. Genetics)
巻： 13  号： 9  ページ： 627-639  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： W1326A  ISSN： 1471-0056  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物は季節の変化に応答して正確に成長プログラムを開始することが知られている。最近の植物ゲノム解析の成果により,季節の変化に対する応答の機構や植物種における調節システムの多様性が明らかになってきた。本総説では,植物が四季を認識して花の成長を開始する遺伝的機構の解明における進展について概説した。最初に,日長の変化に応答した開花について,長日植物のシロイヌナズナをモデルとした開花調節における時間測定機構,FTタンパク質の運動を含む葉体から茎頂への全体的なシグナル伝達,日長に対する種々の応答へのFT様遺伝子の寄与,短日植物における開花応答の機構および光周性開花における天然の遺伝的変異に焦点を当てながら解説した。次に,冬期の温度に対して応答した開花に関して,シロイヌナズナにおける開花抑制因子の転写の春化による阻害および春化応答の進化を中心に解説を加えた。最後に,多年生植物における開花調節について,シロイヌナズナの多年生関連植物の反復開花および樹木における通年性の開花に焦点を当てながら解説した。

シソーラス用語： *花芽形成 ,  日長反応 ,  バーナリゼーション ,  多年生草 ,  植物タンパク質 ,  温度感受性 ,  遺伝子 ,  遺伝子発現 ,  CONSTANS遺伝子 ,  FLC遺伝子 ,  FT蛋白質 ,  シロイヌナズナ ,  分子遺伝現象
準シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  FRIGIDA遺伝子 ,  TERMINAL FLOWER1遺伝子

分類 (2件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 季節 ,  合図 ,  開花 ,  応答 ,  遺伝 ,  基礎