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J-GLOBAL ID：201202291739525642   整理番号：12A1410553

キラリティと高分子 有機化合物の磁気キラル二色性

著者 (2件)： 石井和之 (東大 生産技研) ,  北川裕一 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 61  号： 10  ページ： 781-782  発行年： 2012年10月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鏡像異性体の世界である生命のホモキラリティ起源の候補として以下をまず列挙した。1)地球の惑星運動による渦運動,2)円偏光による光反応,3)磁気キラル二色性(MChD)による光反応。ここでは主として有機化合物の3に影響を与える芳香族化合物やポルフィリン誘導体の軌道角運動量の作用について,研究結果を援用して解説した。またここではポルフィリンのキラルJ-会合体形成の機序について略述した。さらに光吸収の磁場方向依存性を測定し,有機化合物のMChDを初めて観測することに成功したことを報告した。今回観測されたMChD信号は非常に弱かったものの,今後は各種有機化合物への展開が見込まれると述べた。

シソーラス用語： 有機化合物 ,  大環状化合物 ,  *窒素複素環化合物 ,  分子集合体 ,  光吸収 ,  *磁場効果 ,  配向 ,  円偏光二色性 ,  *二色性 ,  角運動量 ,  *光化学反応 ,  光学異性 ,  生命の起源 ,  *エナンチオマ ,  スルホン酸 ,  芳香族化合物 ,  架橋化合物
準シソーラス用語： ホモキラリティー ,  *ポルフィリン誘導体 ,  軌道角運動量 ,  *磁気キラル二色性

分類 (1件)： 偏光,複屈折,光学回転  (BD03040X)

物質索引 (1件)： 4,4′,4′′,4′′′-(21H,23H-ポルフィリン-5,10,15,20-テトライル)テトラキス(ベンゼンスルホン酸)

タイトルに関連する用語 (4件)： キラリティ ,  高分子 ,  有機化合物 ,  磁気キラル二色性