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J-GLOBAL ID：201202291825115210   整理番号：12A1145263

コンクリートの環境負荷評価 3)コンクリートの環境負荷評価の実施例

著者 (1件)： 河合研至 (広島大 大学院工学研究院)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 50  号： 8  ページ： 708-715  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 今回は,コンクリートのライフサイクルにおける環境影響評価の実施例を紹介する。プレストレストコンクリート橋梁への適用事例では,代表的な構造形式や架設工法のモデル橋を設定し,使用材料の数量,施工機械の稼働日数からCO2排出原単位を掛け合わせ加算することによって施工時のCO2排出量を求めた。その結果,上下部工の合計では,支間が長くなるほど単位橋面積あたりのCO2排出量が少なくなる傾向を示した。プレキャストコンクリート製品への適用事例では,ブロック積み擁壁と現場打ちコンクリートを用いた擁壁を比較した。擁壁の建設に関わる材料の製造,輸送,擁壁の施工,現場における建設発生土の廃棄処理までの範囲を評価範囲とし,エネルギー投入量,天然資源消費量,廃棄物発生量,CO2排出量,NOx排出量,SOx排出量,ばいじん排出量についてインベントリ分析を行った。道路橋補修工事への適用事例では,高速道路の橋梁2橋について,すべての工程に関わる材料の製造,輸送を評価範囲として環境影響度を評価した。

シソーラス用語： *コンクリート ,  *環境影響 ,  *事例研究 ,  ライフサイクル ,  プレストレストコンクリート構造 ,  *コンクリート橋 ,  建設工事 ,  二酸化炭素 ,  排出量 ,  下部構造 ,  *擁壁 ,  現場打コンクリート ,  コンクリートブロック ,  分析 ,  *道路橋 ,  補強工事 ,  酸化窒素 ,  酸化硫黄 ,  塵埃 ,  原単位
準シソーラス用語： インベントリー分析

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (14件)：

• 河合研至. PC構造物の環境負荷低減への取組み-PC構造物の建設に伴うCO_2排出量の見える化-. プレストレストコンクリート技術協会 第39回技術講習会テキスト, 2011. 1. 2011, 33-59
• 土木学会. 土木建設業における環境負荷評価(LCA)検討部会平成7年度調査研究報告書. 1996
• 伊藤義人. 環境負荷を考慮した橋梁形成支援システムの作成と利用に関する研究. 土木学会論文集. 1996, 533/VI-33, 187-199
• 土木学会. 資源有効利用の現状と課題. 1999
• 高速道路技術センター. 高速道路事業におけるCO_2排出量推計方法の提案. 技術検討委員会環境計画研究部会報告書. 2004

タイトルに関連する用語 (3件)： コンクリート ,  環境負荷評価 ,  実施例