抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本,アメリカ,ヨーロッパ,中国のバイオマス戦略と研究開発の動向について,簡単に比較をした。世界のバイオマス戦略の特徴は,目的の重点の置き方が国により異なること,アメリカを中心にエネルギー造林が進展していることである。バイオエタノール生産は増加し,太陽光発電の買取り価格は高い。また,植物細胞壁の組織構造と化学構造の特徴が,バイオマス利用にどのような影響を与えているかを解説した。木質バイオマスからエタノールを製造する技術の課題と経済性については,アルカリ脱リグニン糖化法は有力な技術で,合成ガスからの直接合成法は近未来の技術である。木質資源の固体燃料としての優位性についても説明した。ペレット化は利用しやすく,日本でも海外でも広く使われている。