抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京消防庁では平成23年度に訓練指針を定めているが,この指針に基づき実施されている訓練として,警防部が実施する訓練,方面本部ごとに実施する訓練及び効果確認があり,これらの訓練を通して警防技術の向上を図っている状況を示した。はじめに,効果確認制度に関して,「日頃の訓練の成果」を方面ごとに確認する制度であり,平成23年度は9種類の効果確認が実施されていること,隊員たちに可能な限り実火災に近い訓練想定が与えられること,隊員一人一人に審査員がつき活動内容を細かくチエックされることなどを示した。次に,具体的な警防技術として,1)ポンプ中隊効果確認,2)大隊効果確認につき第七方面本部の取り組みを中心に取り上げた。1)では,「署所直近にある防火造2階建ての住宅火災が発生した」と言う想定で消火,救出活動を実施し,審査されたことを示した。この訓練の実施における工夫として火炎に見立てた標示灯の使用,オレンジシートの使用,人体に近い訓練用人形の使用などを示した。訓練後に今後の検討課題,今後の対策などが検討されたことを示した。2)では,ポンプ中隊効果確認の検討事項が是正されているか,現場活動が指揮本部長の状況判断に基づいて実施できているかなどを確認することを目的として方面本部ごとに実施されること,救助指定中隊,ポンプ単隊,救急小隊,指揮隊などの活動状況がチエックされることなどを示した。実施結果については1)及び2)ともに効果確認終了後に紹介する予定である。