抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
コ・ブランド戦略関連の現状を具体例に基き説明した後,企業がコ・ブランド戦略を導入する利点(ユニークな個性の醸成,専門性イメージの強化,新製品開発にかかる時間やコストの削減,流通での取扱い可能性の増加,新規顧客吸引の可能性の増大)と欠点(自社での管理が困難,意図しないイメージの醸成,過剰なパフォーマンス欲求とのギャップ発生の可能性)について論じた。また,コ・ブランド戦略に係わる3つのタイプ(成分ブランド,技術ブランド,結合ブランド)のそれぞれの特徴を示した。次いで,コ・ブランド戦略を成功に導くための3つの視点(互いのブランドに対する価値評価,両ブランドの結合による顧客の知覚向上への期待感,ブランドの組合わせによる弱点の補強と強みの相乗効果)を解説した。さらに,コ・ブランド戦略の失敗例として,ダイムラ・クライスラ社(現ダイムラ社)とスウォッチ社の事例を対象に,コ・ブランド戦略に潜むリスクとそれを回避するための対策を示した。その他,コ・ブランド戦略のあるべき姿を論じた。