文献

J-GLOBAL ID：201202292072292136   整理番号：12A0911872

9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン-系ベンゾオキサジンの合成およびその高性能熱硬化性樹脂の性質

Synthesis of 9,9-Bis(4-aminophenyl)Fluorene-Based Benzoxazine and Properties of Its High-Performance Thermoset

著者 (5件)： CHANG Hou Chien (National Chung Hsing Univ., Taichung, TWN) ,  LIN Ching Hsuan (National Chung Hsing Univ., Taichung, TWN) ,  TIAN Yu Wei (National Chung Hsing Univ., Taichung, TWN) ,  FENG Yu Ren (National Chung Hsing Univ., Taichung, TWN) ,  CHAN Li Hsin (National Chi Nan Univ., Puli, TWN)
資料名： Journal of Polymer Science. Part A. Polymer Chemistry  (Journal of Polymer Science. Part A. Polymer Chemistry)
巻： 50  号： 11  ページ： 2201-2210  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： C0337C  ISSN： 0887-624X  CODEN： JPLCAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン,フェノールおよびホルムアルデヒドに基づくベンゾオキサジンを一段階および二段階法により合成した。直接反応する一段階法では反応溶媒がベンゾオキサジン合成の純度と収率に顕著な影響を及ぼし,2/1の体積比を持つトルエン/エタノールが最適であることが分かった。2-ヒドロキシベンズアルデヒドとの反応を経る二段階法は優れた純度をもたらしたが比較的時間を要することと原料が高いことが判明した。合成したベンゾオキサジンの構造を特性解析した。9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン-系ベンゾオキサジンは光ルミネセンス発光を示した。開環架橋重合したフェノール樹脂系熱硬化性樹脂は高いガラス転移点(T_g)を示し,等量のクレゾールノボラックエポキシとの共重合によりさらに高いT_gを得ることができた。また,この樹脂は優れた熱安定性と高い屈折率特性を示すことが判明した。

シソーラス用語： *フェノール樹脂 ,  開環重合 ,  ポリフルオレン ,  ガラス転移点 ,  屈折率 ,  光ルミネセンス ,  架橋重合 ,  熱安定性 ,  芳香族アルデヒド ,  フェノール類 ,  脂肪族アルデヒド
準シソーラス用語： *ポリベンゾオキサジン

分類 (2件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  オキサジン  (CF07100X)

物質索引 (4件)： 2-ヒドロキシベンズアルデヒド ,  ホルムアルデヒド ,  4,4′-(9H-フルオレン-9-イリデン)ビスアニリン ,  9,9-ビス-[4-[2H-1,3-ベンゾオキサジン-3(4H)-イル]フェニル]-9H-フルオレン

タイトルに関連する用語 (5件)： ビス ,  フルオレン ,  高性能 ,  熱硬化性樹脂 ,  性質