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J-GLOBAL ID:201202292111027569   整理番号:12A1066927

アスパラギン酸のラセミ化により精査されたヒト椎間板におけるエラスチンの寿命

Longevity of elastin in human intervertebral disc as probed by the racemization of aspartic acid
著者 (11件):
資料名:
巻: 1820  号: 10  ページ: 1671-1677  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒト椎間板(IVD)の老化及び退化はラセミ化や糖化を含む生化学的変化と関係する。これらの変化は蛋白質ターンオーバによってのみ無効となる。健康或いは病気におけるIVDエラスチンの寿命についての知見は殆どない。その様な知識は組織合成及び退化の定量的理解にとって重要である。IVDエラスチンにおけるd-Asp及びペントシジンの蓄積を測定した。幅広い年齢(28-82歳)及び退化グレード(1-5)を代表するサンプルを分析した。エラスチンに対するd/l-Aspは年齢とともに直線的に増加し,正常組織(グレード1,2)において3.2%(30代初め)から14.8%(80代初め)まで,退化組織(グレード3-5)において1.7%(20代後半)から6.0%(50代半ばまで)までであり,蓄積率はそれぞれ16.2±3.1×10<sup>-4</sup>及び11.7±3.8×10<sup>-4</sup>/年齢であり,これらの数値間に有意差がなかった(p<0.05)。50代中間より上で,d-Asp蓄積の減少が退化組織において記録された。d-Asp蓄積は,健康及び退化組織を合わせたエラスチンに対するペントシジン含量と良く相関した。IVDエラスチンは健康及び退化ヒトIVDsの両方において代謝安定的かつ長寿であり,後者は新しい合成の兆候があると結論した。d-Aspとペントシジン含量の相関から,これらの因子はIVDの全老化過程においてマーカーとして利用できることが示唆された。修飾IVDエラスチンの蓄積はその長寿を主張し,椎間板機能における役割りに負の効果を持つ。新たに合成された分子の貧弱な兆候は退化組織におけるこの効果を相殺するように作用するであろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
骨格系  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  老化と死 

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