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J-GLOBAL ID:201202292209440006   整理番号:12A0646147

ハンチントン病のマウスモデルにおいて,AAV介在による転写因子XBP1sの線条体への運搬により突然変異体ハンチンチン凝集を減少させる

AAV-mediated delivery of the transcription factor XBP1s into the striatum reduces mutant Huntingtin aggregation in a mouse model of Huntington’s disease
著者 (10件):
資料名:
巻: 420  号:ページ: 558-563  発行年: 2012年04月13日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ハンチントン病(HD)は,ハンチンチン(Htt)のアミノ末端ドメインのポリグルタミン酸領域を拡大させる突然変異により引き起される。すなわち突然変異により,細胞内封入体の蓄積と進行性神経変性を引き起こす。最近の報告では,ヒトの死後サンプルとこの病気の動物モデルにおいて,小胞体(ER)ストレス応答の関与が示されている。ERストレスに対する適応は,非折り畳み蛋白質応答(UPR)の活性化により媒介されている。その応答は,X-ボックス結合蛋白質(XBP1)を含む異なる転写因子の発現を制御することにより蛋白質折り畳みストレスを弱める情報伝達経路である。ここで,著者らは,HDの新規ウイルスに基づくモデルにおいてXBP1の発現に目標を定めた。著者らは,XBP1の活性化型を,アデノ随伴ウイルスベクター(AAVs)を使用して成体マウスの線条体へ局部的に運搬し,この因子と,脳内でHtt封入体の蓄積を直接可視化するためにRFP(Htt588Q95-mRFP)との融合蛋白質として突然変異体Httの大きな断片とを共発現させた。このアプローチを使用することにより,著者らは,線条体でXBP1を共発現したときに,Htt588Q95-mRFP細胞内封入体の蓄積が減少することを観察した。これらの結果は,ノックアウトマウスを使用した神経変性において,XBP1欠損が防護効果を示している最近の知見と対照的であり,HDの状況において,UPRを操作する遺伝子治療ストラテジーが有効に利用できることを示唆している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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神経の基礎医学  ,  神経系疾患の治療一般  ,  遺伝子操作 
物質索引 (1件):
物質索引
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