抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本論では,今日の農業構造問題に対する国家の対応について問題を提起している。これからの農業・農村構造改革には次の2つの要素が必要であると言える。1つ目は,国民のニーズを確実に把握し,農業生産を通して生産力を維持・向上させていく能力を持った担い手を育てることである。2つ目は,農村社会を重視した社会的な農業システムである。資本主義の下での食料生産のあり方においては,利益極大化,経済効率よりも人間と環境への配慮を重視するという選択肢もあり得る。多様な資本主義と地域的な個性のある農法・社会の接点に,いかなる農業構造が最も適しているのか,更に模索すべき課題である。