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J-GLOBAL ID：201202292288709155   整理番号：12A0858111

一励起多色FCCSおよびFRET画像化のための大きなStokesシフトを伴う橙色蛍光蛋白質

An Orange Fluorescent Protein with a Large Stokes Shift for Single-Excitation Multicolor FCCS and FRET Imaging

著者 (5件)： SHCHERBAKOVA Daria M. (Albert Einstein Coll. of Medicine, New York, USA) ,  HINK Mark A. (Albert Einstein Coll. of Medicine, New York, USA) ,  JOOSEN Linda (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  GADELLA Theodorus W. J. (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  VERKHUSHA Vladislav V. (Albert Einstein Coll. of Medicine, New York, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 18  ページ： 7913-7923  発行年： 2012年05月09日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遺伝子コード性蛍光蛋白質(FP)に基づく多色画像化法は,生細胞の動的プロセスを解析する上で強力なツールとなる。本論文では,大きなStokesシフト(LSS)をもつ単量性橙色FP(LSSmOrange)に関して述べる。このLSSmOrange(励起437nm/発光572nm)は,緑黄-赤LSSEPs間に存在するスペクトル間隙を埋める役割を果たす。この橙色FPは,最も明るい赤色LSSFPの5倍以上の明るさで,緑黄LSSFPsと同レベルの明るさをもつ。このLSSmOrangeを用いて,四色一レーザー蛍光相互相関分光法を開発した。フォトン計数ヒストグラム法と組合わせた四重極相互作用法を利用すると,4つのFPsで標識した粒子の定量的一分子解析が可能となる。LSSmOrange利用により,また,2つのFoerster共鳴エネルギー転移対を一励起レーザー光で同時に画像化することができた。更に,LSSmOrangeと他の蛍光蛋白質を組合わせることで実現できた,リアルタイムにおけるアポトーシス活性やカルシウム揺らぎの画像化についても述べた。

シソーラス用語： 蛍光共鳴エネルギー移動 ,  Stokesシフト ,  画像処理 ,  *色素タンパク質 ,  励起 ,  多色性 ,  蛍光分光法
準シソーラス用語： FCCS【分光法】 ,  FRET【移動】 ,  蛍光相互相関分光法 ,  *橙色蛍光蛋白質

分類 (2件)： 生物物理的研究法  (EA03020V) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (8件)： 励起 ,  多色 ,  FCCS ,  FRET ,  画像化 ,  Stokesシフト ,  橙色 ,  蛍光蛋白質