抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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藻類,特に微細藻類はバイオ燃料,農業用飼料その他多様な用途を持っている。特に二酸化炭素を消費し,また食品か燃料かといった競合なしにバイオ燃料を供給できると期待されている。しかし藻類からエネルギーを生産するコストは高く,現在最良で最も一般的なバイオ燃料の5倍のコストが掛かると見込まれている。また技術も揺籃期にあると考えられている。これらを解決するためいろいろな研究開発が行われているが,本文では特に欧州における動向を紹介した。藻を生産のため開放および閉鎖の両システムがあるが,それぞれの長短をまず紹介した。欧州における特記すべき開発プロジェクトとして産業界が先導する国際的コンソーシアムプロジェクトが3件あり,それぞれ欧州委員会の支援を得て進行中である。これらは比較的温暖な地でのプロジェクトであるが,他の地でもやはり欧州連合の支援を受けたプロジェクトが進行していることを紹介した。