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J-GLOBAL ID:201202292426780192   整理番号:12A0834603

非線形レーザー蛍光法を用いたPSI/PSII欠損Synechocystis sp.PCC6803変異体における励起エネルギーのOCP誘発消失の検討

Investigation of OCP-triggered dissipation of excitation energy in PSI/PSII-less Synechocystis sp. PCC 6803 mutant using non-linear laser fluorimetry
著者 (6件):
資料名:
巻: 1817  号:ページ: 1012-1021  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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強い光による光破壊を妨止するため,光合成生物は集光性色素の励起状態を不活化する非光化学的消光(NPQ)として知られている多くの機構が進化した。両光化学系が欠損した藍藻Synechocystis sp.PCC6803変異体のNPQ機構を調べた。非線形レーザー蛍光法を使用して非消光及び消光状態の細胞のフィコシアニン及びアロフィコシアニンのスペクトルが異なる型の光物理的特性を測定した。非線形蛍光特性の解析により,NPQ活性化でアロフィコシアニン蛍光成分F660とF680の緩和時間が1/2,F680の有効励起断面が5/1になり,アロフィコシアニンの両型のエネルギー散逸経路ができたことを示唆した。NPQは1重項-1重項励起子消滅の速度に影響しなかった。NPQ活性化により過剰励起エネルギーはフィコビリソームコア内の発色団の立体配座変化による散逸ではなく,アロフィコシアニンから消光剤分子(多分オレンジカロチノイド蛋白質の3′ヒドロキシエキネノン)に移動することを示した。Synechocystis変異体における蛍光消光の動力学的測定により,以前に野生型で観察された様にNPQ発生に複数の段階があることが分った。変異体は光化学系欠如によりNPQが野生型より大きく,この過程の特性化がし易かった。NPQ過程の動力学が複雑であることを示唆し,消光中心形成の多段階モデルを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光合成  ,  植物の生化学  ,  微生物の生化学 

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