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J-GLOBAL ID:201202292492937116   整理番号:12A1116878

TRIP鋼の変形挙動に及ぼす歪み速度の効果

Effect of strain rate on deformation behavior of TRIP steels
著者 (6件):
資料名:
巻: 212  号: 10  ページ: 2141-2147  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: H0650A  ISSN: 0924-0136  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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バナジウム添加有無のSi-MnTRIP鋼,および同一組成のDP鋼の引張変形挙動を,通常の材料引張試験機,回転ディスク棒-棒引張衝撃試験機,および液圧サーボ制御高速材料試験機を用いて,広範な歪み速度範囲(0.001-2000s-1)で検討した。残留オーステナイトの変態挙動を,準静的引張における残留オーステナイトの変態に関する詳細な知見を得るために,X線応力装置を用いてその場測定を行った。引張試験前後における鋼の微細構造を,SEM,TEM,および光学顕微鏡を用いて観察した。その結果,バナジウム含有TRIP鋼の準静的条件下の応力-歪み曲線において降伏プラトーは観察されず,この理由は炭化バナジウムがマトリックス内のCottrell雰囲気形成を抑制するためである。バナジウム含有Si-MnTRIP鋼の残留オーステナイトのマルテンサイト変態が502MPa(その降伏強度が486MPa)の応力負荷時に起こり,一方バナジウム無含有Si-MnTRIP鋼のマトリックス内残留オーステナイトは,準静的引張試験で降伏プロセス終了後にマルテンサイト変態が起こる。これらの結果から,TRIP鋼内の残留オーステナイトの相変態が歪み誘起変態である事が確認された。動的引張におけるTRIP鋼の引張伸びは,常に準静的引張における伸びよりも少ない事を留意すべきである。それはTRIP鋼における残留オーステナイトの緩慢な歪み誘起相変態が,動的引張における変形の局所化により抑制されるためである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  変態組織,加工組織 
タイトルに関連する用語 (3件):
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