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J-GLOBAL ID：201202292505427775   整理番号：12A0764585

神経で制御するロボットアームを使った四肢麻痺患者の到達把持動作

Reach and grasp by people with tetraplegia using a neurally controlled robotic arm

著者 (21件)： HOCHBERG Leigh R. (Rehabilitation Res. & Dev. Serv., Rhode Island, USA) ,  JAROSIEWICZ Beata (Rehabilitation Res. & Dev. Serv., Rhode Island, USA) ,  SIMERAL John D. (Rehabilitation Res. & Dev. Serv., Rhode Island, USA) ,  LIU Jie (Rehabilitation Res. & Dev. Serv., Rhode Island, USA) ,  DONOGHUE John P. (Rehabilitation Res. & Dev. Serv., Rhode Island, USA) ,  HOCHBERG Leigh R. (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  BACHER Daniel (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  SIMERAL John D. (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  LIU Jie (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  DONOGHUE John P. (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  HOCHBERG Leigh R. (Massachusetts General Hospital, Massachusetts, USA) ,  SIMERAL John D. (Massachusetts General Hospital, Massachusetts, USA) ,  CASH Sydney S. (Massachusetts General Hospital, Massachusetts, USA) ,  HOCHBERG Leigh R. (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  CASH Sydney S. (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  JAROSIEWICZ Beata (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  MASSE Nicolas Y. (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  DONOGHUE John P. (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  VOGEL Joern (German Aerospace Center, DEU) ,  HADDADIN Sami (German Aerospace Center, DEU) ,  VAN DER SMAGT Patrick (German Aerospace Center, DEU)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 485  号： 7398  ページ： 372-375  発行年： 2012年05月17日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脊髄損傷,脳幹卒中,筋萎縮性側索硬化症などの疾患で麻痺が起こると,脳と体との神経連絡が途絶え,随意運動の能力が失われることがある。神経インターフェースシステムが実現すれば,ニューロンの活動を補助器具を制御するシグナルに直接変換することにより,麻痺患者の運動機能と自立性が回復できると考えられる。我々はこれまでに,長期にわたって四肢麻痺の状態にあった人が,神経インターフェースシステムを使ってコンピューターのカーソルを動かし,クリックして,物理的装置を制御できることを明らかにした。身体的に健常なサルが神経インターフェースシステムを使ってロボットアームを制御できることはわかっているが,重度の上肢麻痺や四肢欠損のある人が皮質ニューロンの協調的シグナルを使って,アームに有用な動きをさせられるかどうかは明らかになっていなかった。今回我々は,長期にわたる四肢麻痺の患者2人が,神経インターフェースシステムを用いてロボットアームを制御し,三次元的な到達および把持動作を行えることを明らかにする。被験者は,これといった訓練を受けることなく,少数の運動皮質(MI)ニューロンの局所的集団から96チャネルの微小電極アレイで記録して解読したシグナルを使って,広い空間内でロボットアームのアーム部とハンド部を制御した。被験者の1人はセンサーを5年前に埋め込んであり,ロボットアームを使って瓶からコーヒーを飲むこともできた。ロボットアームの到達把持動作は身体的健常者の動作ほど速くも正確でもなかったが,この研究結果から,中枢神経系の損傷後何年間も四肢麻痺の状態にある場合でも,少数の神経シグナルから直接的に,複雑な装置の有用な多次元的動作の制御を再現できる可能性が実証された。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： ヒト ,  *麻痺性疾患 ,  *ロボットアーム ,  センサアレイ ,  随意運動 ,  マンマシンインタフェイス ,  微小電極 ,  生体用電極 ,  *生体代行装置 ,  運動皮質 ,  微小電極アレイ ,  大脳皮質 ,  皮質
準シソーラス用語： 運動野 ,  神経インタフェイス ,  *麻痺

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  生体代行装置  (EL04000N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 神経 ,  ロボット ,  四肢麻痺 ,  患者 ,  把持