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J-GLOBAL ID：201202292510270140   整理番号：12A1511452

鋳鉄のチル化傾向およびチルへのSi含有量の影響メカニズム

Mechanism of silicon influence on chilling tendency and chill of cast iron

著者 (2件)： FRAS Edward (AGH Univ. Sci. and Technol., Cracow, POL) ,  GORNY Marcin (AGH Univ. Sci. and Technol., Cracow, POL)
資料名： International Foundry Research  (International Foundry Research)
巻： 64  号： 3  ページ： 2-12  発行年： 2012年 
JST資料番号： D0178A  ISSN： 0046-5933  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 黒鉛からセメンタイト共晶への変態に及ぼすSi含有量の影響について,解析モデルおよび実験の両面から解析した。Si含有量の,CT(絶対チル化傾向指数),CT_r(相対チル化傾向指数),および鋳鉄中のチル幅wへの影響について,理論および統計分析に基づく解析モデルを用いて解析した。実験では,棒及びV字形のサンプルを用いて,冷却曲線の作成,結晶粒計数,チル測定,他を実施した。Si含有量は,核生成係数N_s,b,黒鉛共晶結晶粒の成長速度係数μを通して,CT,CT_rへ強い影響があり,Si含有量の増加により,チル化傾向は,減少する。鋳鉄中のSi含有量が増すと,共晶結晶粒計数N_Fと冷却速度は,増加し,黒鉛共晶凝固における最大過冷度ΔT_mは,減少する。CT,CT_r,およびチル幅wは,標準鋳造品の熱分析からも検討できることがわかった。これらの結果から,過冷度,チル幅,他の数値に関して,理論式から導出した予測と,実験結果は,よく一致し,黒鉛からセメンタイト共晶への変態に及ぼすSi含有量の影響が明らかとなった。

シソーラス用語： *チル現象 ,  ケイ素 ,  含有量 ,  *セメンタイト ,  結晶化 ,  結晶成長 ,  相変態 ,  *グラファイト ,  *解析モデル ,  成長速度 ,  核形成 ,  冷却速度 ,  式 ,  鋳物砂 ,  鋳造試験 ,  *白鋳鉄 ,  *鋳造組織 ,  共晶
準シソーラス用語： *チル鋳鉄 ,  レジンサンド ,  共晶結晶化 ,  結晶成長速度 ,  理論式

分類 (2件)： 凝固  (WC01050M) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 鋳鉄 ,  チル ,  傾向 ,  Si含有量 ,  メカニズム