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J-GLOBAL ID:201202292636464480   整理番号:12A0347154

電位依存性ナトリウムチャネルにおけるイオン透過機構と選択性の解明

Mechanism of Ion Permeation and Selectivity in a Voltage Gated Sodium Channel
著者 (2件):
資料名:
巻: 134  号:ページ: 1840-1846  発行年: 2012年01月25日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ナトリウムチャンネルを介したNa+イオンの急速かつ選択的輸送が,興奮性細胞内の活動電位を開始するために不可欠である。しかし,このチャンネルが異なるイオンタイプ間をどのように区別しているか,どのようにイオンが細孔を浸透しているかという事については十分な知見がない。最近発表されたArcobacter butzleri由来のナトリウムチャネルの結晶座標を用いて,この蛋白質をPOPC脂質二重膜層,300mM NaClを含むTIP3Pの構造パラメータを持たせた水分子でモデル系を構築し,ナトリウムイオンとカリウムイオンを置いて分子力場シミュレーションをした。イオン輸送には2つのグルタミン酸残基と水分子が関与する必要があり,Na+とK+の選択性に関与する可能性のあるメカニズムが示せた。ナトリウム伝導は二つ溶媒和イオンの緩く対になった”ノック・オン”活動を伴うことが示された。イオン選択性は,カリウムイオンとカルボキシル基間を橋渡ししている水分子に関係する溶媒和ジオメトリを持つ2つのグルタミン酸残基の平面間に収まるためにイオン輸送が不可能になる事が原因で起こることが示された。この機構はKチャンネルで説明されてきたものとは異なり,今後,NaチャンネルとCaチャンネルでも別個の機構の解析を展開させる必要性があるかもしれない。
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分類 (2件):
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分子構造  ,  細胞膜の輸送 
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