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J-GLOBAL ID:201202292639823537   整理番号:12A0060139

ω-3脂肪酸欠乏はラットの肝臓におけるステアロイル-CoAデサチュラーゼの発現と活性指数を増加する 非断食血漿のトリグリセリドレベルとの正の関連

Omega-3 fatty acid deficiency increases stearoyl-CoA desaturase expression and activity indices in rat liver: Positive association with non-fasting plasma triglyceride levels
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巻: 86  号: 1-2  ページ: 71-77  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: C0739A  ISSN: 0952-3278  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ω-3(n-3)脂肪酸類はトリグリセリド生合成の負の制御を行っているが,この効果を仲介する機構はよく理解されておらず,新たな証拠は新規のトリグリセリド生合成のためにステアロイル-CoAデサチュラーゼ(Scd1)が必要であることを示唆している。この機構を調べるために,ラット肝臓のScd1 mRNAの発現と活性指数(肝臓の16:1/16:0および18:1/18/0の比)に及ぼす出生時のn-3欠乏と出生後の充足の影響を決定し,摂食後の(非絶食的)血漿のトリグリセリドレベルとの関係を決定した。出生時の発育中(E0-P100)のラットに,n-3脂肪酸の前駆体であるα-リノレン酸(ALA,18:3n-3)を持つあるいは持たない通常の栄養を与え,ALA-栄養を与えた一部のラットは離乳後にALA+栄養にスイッチした。対照と比べて,ALA-栄養を与えたラットは,有意に低い肝臓の長鎖n-3脂肪酸組成とモノ不飽和脂肪酸組成の上昇を示し,これらの両者は充足ラット類においては正常化されていた。肝臓のScd1 mRNAの発現と活性指数(16:1/16:0および18:1/18/0の比)は,対照および充足ラットと比べて,n-3欠乏ラットにおいて有意に大きかった。すべてのラットの中で,肝臓のScd1 mRNAの発現は肝臓の16:1/16:0および18:1/18/0の比と正の相関があった。血漿のトリグリセリドレベルは,対照および充足ラットと比べて,n-3欠乏ラットにおいて有意に大きかったが,グルコースあるいはインシュリンのレベルはそうではなかった。肝臓のScd1 mRNAの発現と活性指数は,血漿のトリグリセリドレベルと正の相関があった。これらの前臨床的発見は,n-3脂肪酸の状態が,肝臓のScd1 mRNAの発現と活性の重要な決定因子であることを示し,Scd1のダウンレギュレーションが,n-3脂肪酸の構成的なトリグリセリド生合成抑制機構であることを示唆した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂質の代謝と栄養  ,  酵素一般  ,  遺伝子発現 

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