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J-GLOBAL ID:201202292725894609   整理番号:12A1389078

カーボンナノチューブ-グラフェンナノシートの化学気相蒸着合成及び,高分子化合物への応用

Chemical Vapor Deposition Synthesis of Carbon Nanotube-Graphene Nanosheet Hybrids and Their Application in Polymer Composites
著者 (5件):
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巻: 12  号:ページ: 6935-6940  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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物理特性に優れたカーボンナノチューブ(CNT),及び,グラフェンナノシート(GN)は,高分子化合物における用途でも有望であり,双方を組み合わせれば,相乗効果により,化合物の特性が向上することが期待される。だが,化合物マトリックス内のナノフィラー(CNT,GN)の最終分散状態は,ナノフィラー間のファンデルワールス相互作用と高分子マトリックス内で作用する粘性力との競合によって決まる。そして,粘性が低いと,ナノフィラーの再凝集が促進されるが,粘性が高いと再凝集が抑制されるが,処理が困難となる。このため,最適化された分散状態が得られるよう,高分子の粘性を制御できることが望ましい。本稿では,ナノフィラー間のファンデル・ワールス力を低減させることで再凝集を防止するよう,GNとGNを3次元ナノカーボーン混合材料へと統合した複合構造を提案し,その電気特性,及び,熱安定性について調査した。まず,CNTを合成したら,これを数層のGN上に統合することで,混合構造を合成し,これを,溶液キャスト法と射出法により,ポリフッ化ビニリデン(PVDF)マトリックスに組み込んで,高分子化合物を調製した。そして,得られたCNT-GN高分子化合物,GN,及び,CNTをラマン分光法等により調査した。この結果,鉛直配列されたCNTは,GN上で自己組織化されていること,CNT-GN混合構造特有の形状により,高い電気伝導度が得られたが,熱安定性は,劣化することが示された。また,化合物全体の融点は,使用したフィラーの存在の影響を受けなかったが,結晶度は,低下することも分かった。
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分類 (1件):
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その他の無機化合物の電気伝導 

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