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J-GLOBAL ID:201202292800865369   整理番号:12A0239672

糖尿病者あるいは耐糖能異常者における心臓律動に関与するSNPによる心拍数変動に及ぼす急性大気汚染の影響の改変

Acute air pollution effects on heart rate variability are modified by SNPs involved in cardiac rhythm in individuals with diabetes or impaired glucose tolerance
著者 (18件):
資料名:
巻: 112  ページ: 177-185  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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背景:疫学研究から粒子状物質(PM)と心拍数変動(HRV)の関連が示されている。目的:連続心拍間隔の二乗平均平方根(RMSSD)及び正常心拍間隔標準偏差(SDNN)に及ぼす大気汚染の影響及びその影響の一塩基多型(SNP)による改変を調べた。方法:2007年3月~2008年12月にかけて,1153個の1時間間隔から成る207個のECG記録を,ドイツ,アウクスブルクからの61人の2型糖尿病患者あるいは耐糖能異常者(IGT)について測定した。大気汚染物質(PM,硫酸塩,ブラックカーボン,及び超微粒子)の1時間平均値とECGパラメータ間の相関を加算混合モデルを用いて解析した。心臓律動に関与すると考えられる139個のSNPの遺伝子型を文献から同定した。横断的データの回帰ツリーを用いて,ECGパラメータと関連するSNPを決定し,大気汚染影響改変因子の可能性があるものとして含めた。結果:全大気汚染物質と関連して,特に,rs332229のマイナーアリルを少なくとも一つ持つ被験者において,約2~5%のSDNNにおける同時的及び遅延減少を観測した。2.5μm未満のPM(PM2.5)の増加は,1個または2個のマイナーアリルを持つ被験者のSDNNにおいてそれぞれ-6.6%[95%信頼間隔-10.6;-2.6%]及び-13.0%[-20.7;-5.1%]の4時間遅延減少と相関していた。PM2.5の同時的な増加と関連したRMSSDにおいて-7.2%[-12.2;-1.8%]の減少を観測した。rs2096767のマイナーアリルの少なくとも一つ,あるいはrs2745967の多くとも一つを持つ被験者はPM2.5のより強い影響を示した。結論:糖尿病あるいはIGTを持つ個人における遺伝的素因を同定し,これらの人々はHRVの変化に関連して大気汚染物質により感受性が大きいことを明らかにした。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (6件):
分類
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粒状物調査測定  ,  健康被害  ,  疫学  ,  遺伝的変異  ,  循環系の基礎医学  ,  代謝異常・栄養性疾患の治療 

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