抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中小企業やビルなどの管理部門は,省エネトップランナー制度を背景に,空調や照明などの付加設備を高効率の省エネ機器に交換する取り組みは進んでいるが,エネルギーマネジメントの部分で対応ができていない。省エネを進める上で,まずはエネルギー消費の現状を把握するためのセンシング技術が必要であり,さらに計測したデータを制御することが重要である。BEMSはビルなどの建物内で使用する電力消費量などを計測してデータを蓄積し,導入拠点や遠隔での見える化を図りながら,空調設備や照明設備などの接続機器の制御やデマンドピークを抑制・制御することが可能である。BEMSアグリゲータは,中小企業などの高圧小口需要家(原則,契約電力:50~500kW)に対して簡易型のBEMSを導入する形をとり,価格を抑えながら,エネルギーマネジメントを実施できるシステムを入れることで,省エネ・節電を目的としている。この制度を活用することで,中小企業は技術,資金,人材の問題をクリアすることができ,省エネ・節電を推進することが期待できる。