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J-GLOBAL ID：201202293130871881   整理番号：12A1396628

合成脂質二分子層中と大腸菌膜中の完全長蛋白質試料からのM2プロトンチャンネルの構造確認

M2 Proton Channel Structural Validation from Full-Length Protein Samples in Synthetic Bilayers and E. coli Membranes

著者 (10件)： MIAO Yimin (Florida State Univ., FL, USA) ,  QIN Huajun (Florida State Univ., FL, USA) ,  FU Riqiang (Florida State Univ., FL, USA) ,  SHARMA Mukesh (Florida State Univ., FL, USA) ,  CAN Thach V. (Florida State Univ., FL, USA) ,  HUNG Ivan (Florida State Univ., FL, USA) ,  LUCA Sorin (Florida State Univ., FL, USA) ,  GOR’KOV Peter L. (Florida State Univ., FL, USA) ,  BREY William W. (Florida State Univ., FL, USA) ,  CROSS Timothy A. (Florida State Univ., FL, USA)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 51  号： 33  ページ： 8383-8386  発行年： 2012年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膜蛋白質の構造と機能の解析でしばしば使用されている膜模倣合成脂質膜の環境が同蛋白質の構造に及ぼす影響を明らかにするために,再構成脂質リポソーム中と大腸菌形質膜中のインフルエンザAウイルス由来M2プロトンチャンネル蛋白質の構造を固体高分解能NMR法により調べた。均一[¹³C,¹⁵N]-バリン-標識および均一[¹³C,¹⁵N]-アラニン-標識完全長M2(M2FL)と四量体状M2コンダクタンスドメイン(M2CD:残基22~62位)を用いて¹³C-¹³C相関NMRスペクトルを測定した。M2CDはプロトンチャンネルのサイン配列H₃₇~W₄₁を含む。液晶性合成リポソーム中と液晶性大腸菌膜中でM2FLがよく似た¹³C-¹³C相関NMRスペクトルを示すこと,M2FLとM2CDの膜貫通ヘリックス領域がほとんど同じNMR化学シフトを示すことなどが分かった。これらの結果から,M2CD中とM2FL中のM2空孔の構造はほとんど同じであることを示唆し,さらに合成脂質二分子層はM2の天然類似構造を支持する適切な環境を提供すると結論した。

シソーラス用語： *膜タンパク質 ,  *脂質二分子膜 ,  分子構造 ,  イオンチャンネル ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  ウイルスタンパク質 ,  リポソーム ,  細胞膜 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジグリセリド ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  無機酸エステル ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール
準シソーラス用語： M2蛋白質 ,  プロトンチャンネル ,  *二分子層脂質膜 ,  *固体NMR ,  蛋白質構造

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生体膜一般  (EF04010G)

物質索引 (2件)： DOPC ,  DOPE

タイトルに関連する用語 (5件)： 脂質二分子層 ,  大腸菌 ,  蛋白質 ,  試料 ,  プロトンチャンネル