抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
設備診断の目的は,生産現場における設備管理・保全を科学的かつ有効的に行い,設備事故の未然防止,製品品質の確保,生産効率の向上及び設備保全コストの削減に貢献することである。本文では,回転機械設備の振動診断法に関して,最新の諸技術および動向について紹介した。回転機械設備の診断を行うときに計測される診断情報は振動・音響・AE信号である。振動診断法は回転機械の診断にとって最も便利で精度のよい方法である。信号処理の主な内容は異常検出の感度と診断精度を高めるために,測定した信号からノイズを除去することである。簡易診断の目的は,設備状態を定量的に評価し,設備状態(正常・注意・危険状態)の傾向を管理することである。簡易診断で異常が検出された後,異常種類を特定するために,精密診断を行う必要がある。精密診断には設備管理者がスペクトルや特徴パラメータを用いて診断する手動法,およびニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムなどを用いた自動法がある。回転機械設備の余寿命予測技術は現場にとって非常に必要とする技術であるが,現在,精度が高く実用的な余寿命予測技術が開発されていない。