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J-GLOBAL ID：201202293141453291   整理番号：12A0814119

小麦品種「ゆきちから」の止葉展開期追肥による子実タンパク質含有率の向上

著者 (2件)： 廣田実央 (石川県農業総合研究セ) ,  津川香織 (南加賀農林総合事務所)
資料名： 北陸作物学会報  (Hokuriku Crop Science)
号： 47  ページ： 91-93  発行年： 2012年03月31日 
JST資料番号： Y0157A  ISSN： 0388-8061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 精麦用基肥一発肥料を施用した「ゆきちから」に対し,止葉展開期に速効性肥料で追肥した場合の子実タンパク質含有率向上の効果を検証した。その結果,追肥しなかった場合の子実タンパク質含有率は9.2%となったが,止葉展開期に窒素成分を10a当たり4kg追肥した場合の子実タンパク質含有率は11.6%に上昇した。また追肥を行うことで粒張りが良くなり,粒厚および千粒重が増大したことで,収量が16%増加した。このとき部位別の窒素含有率を測定したところ,止葉展開期に追肥した窒素は穂揃期に一旦茎葉へ蓄えられた後,収穫期にかけて穂に転流したと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *コムギ ,  *追肥 ,  種子タンパク質 ,  含有量 ,  葉 ,  成長段階 ,  作物収量 ,  収量構成要素 ,  重量
準シソーラス用語： ゆきちから ,  止葉 ,  千粒重

分類 (2件)： 麦  (FC03033M) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (5件)：

• 安藤豊ら2010."作物学用語事典"松田ら,日本作物学会,東京,20-21.
• 神崎正明2008.東北農業研究61:41-42.
• 高橋ら2004.日本作物学会記事73:268-275.
• 高橋ら2005.東北農業研究58:51-52.
• 渡邉ら2005.東北農業研究58:53-54.

タイトルに関連する用語 (8件)： 小麦 ,  品種 ,  止葉 ,  展開 ,  追肥 ,  子実 ,  タンパク質 ,  含有率