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J-GLOBAL ID：201202293283584946   整理番号：12A0583183

鉄鋼のBarkhausen電圧パルス幅の微細構造依存性

Microstructure dependence of Barkhausen voltage pulse width in steel

著者 (3件)： INAGUMA T. (Advanced Technol. Res. Laboratories, Nippon Steel Corp., 20-1 Shintomi, Futtsu 293-8511, JPN) ,  SAKAMOTO H. (Advanced Technol. Res. Laboratories, Nippon Steel Corp., 20-1 Shintomi, Futtsu 293-8511, JPN) ,  HASEGAWA M. (Dep. of Materials Sci. & Engineering, Nagoya Univ., Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya 464-8603, JPN)
資料名： Journal of Applied Physics  (Journal of Applied Physics)
巻： 111  号： 6  ページ： 063903-063903-9  発行年： 2012年03月15日 
JST資料番号： C0266A  ISSN： 0021-8979  CODEN： JAPIAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Barkhausen雑音(BHN)は強磁性体の不連続磁化によりコイルに誘起される電圧信号である。BHN電圧の値は物質の微細構造に強く関係している。本論文では,BHN電圧パルス幅がピン止めサイト間の磁区の走行距離に比例し,また比例定数は磁壁速度に対応するという新しいモデルを提案した。この相関は,磁壁ピン止めサイトとしてセメンタイトと銅析出物がフェライト内に分散しているモデル試料を用いて検証した。試験結果によれば,BHN電圧パルス幅Tと析出物間Lは比例関係を有し,比例定数L/Tは励起磁場を増すとともに増大した。励起磁場によるL/Tの変化率3.8×10^-4A^-1m²sec^-1であり,磁壁速度と励起磁場の間の相関係数として報告されている値とよく対応した。この結果は,BHN電圧パルスは,磁壁がピン止めサイト間を飛ぶのに必要とする時間と等しいという本モデルの正しさを実証するものであった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *鉄鋼 ,  *Barkhausen効果 ,  *電圧 ,  *パルス幅 ,  *微細構造 ,  *雑音 ,  強磁性体 ,  不連続性 ,  磁化 ,  インダクタ ,  ピン止め ,  磁区 ,  走行距離 ,  磁壁 ,  セメンタイト ,  銅 ,  析出物 ,  フェライト ,  励起 ,  磁場 ,  相関係数 ,  モデル ,  磁気ヘッド ,  磁化反転 ,  磁化特性
準シソーラス用語： コイル【電気】 ,  サイズ分布 ,  磁化過程 ,  磁化曲線 ,  磁壁運動 ,  *電圧パルス

分類 (2件)： 金属の磁区及び磁化過程  (BM06112D) ,  磁性材料  (NA04040H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉄鋼 ,  電圧パルス ,  微細 ,  構造依存性