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J-GLOBAL ID：201202293504279523   整理番号：12A0373121

カプセル封じ酵素および小プローブ分子の機能的光制御のための小網目サイズヒドロゲル

Small Mesh Size Hydrogel for Functional Photocontrol of Encapsulated Enzymes and Small Probe Molecules

著者 (8件)： MURAYAMA Shuhei (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISHIZUKA Fumi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISHIZUKA Fumi (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  TAKAGI Kaihei (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  INODA Hirotaka (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SANO Akira (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  SANTA Tomofumi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KATO Masaru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 84  号： 3  ページ： 1374-1379  発行年： 2012年02月07日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは先に,小型分子を光分解性ヒドロゲルに閉じ込め,次いでUV光照射によって放出される”外部光による蛋白質活性化およびケージからの放出”(PARCEL)方法を開発した。しかしながら,小型の蛋白質はゲルの網目構造の間隙から漏出するために,その制御は困難であった。今回はPEGをベースとしてX形の橋架けモノマーおよび光分解性リンカーから調製し,網目サイズを12.4nmから3.6nmに小さくしたゲルを用いて,3種類の小型酵素 トリプシン,キモトリプシンおよびエラスターゼならびに非蛋白質小分子 フルオレスセイン,ベンゾイル-D,L-アルギニンp-ニトロアニリド塩酸(BAPNA)および4′,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)について溶出試験を実施し漏洩の低下を認めた。ゲルに取り込まれたトリプシンはUV照射によって強い活性を示した。本ゲル系はDNA特異性蛍光プローブDAPIを取り込み,次いでDNAを加えると強い蛍光を示した。光活性化バイオセンサ,ドラッグデリバリー系および触媒系への本系の応用が期待される。

シソーラス用語： *カプセル封じ ,  ヒドロゲル ,  ネットワーク構造 ,  トリプシン ,  キモトリプシン ,  エラスターゼ ,  *紫外線照射 ,  サイズ効果 ,  光分解性高分子 ,  プローブ ,  *酵素活性度 ,  pH依存性 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  蛍光プローブ

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

物質索引 (2件)： BAPNA ,  DAPI

タイトルに関連する用語 (8件)： カプセル封じ ,  酵素 ,  プローブ ,  分子 ,  光制御 ,  小網 ,  サイズ ,  ヒドロゲル