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J-GLOBAL ID：201202293827262476   整理番号：12A0102243

ネパール・ムスタン郡におけるヤク酪農 規模拡大に意欲的な農家あるも牧養力に限界が

著者 (1件)： 熊谷元 (京大 大学院農学研究科)
資料名： Dairyman  (Dairyman)
巻： 62  号： 1  ページ： 76-77  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： L0973A  ISSN： 0416-6272  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界には多様な家畜による酪農が営まれている。ネパール・ムスタン郡におけるヤク酪農について紹介した。ヤクの家畜化はチベットで始まり,現在,ブータン,モンゴル,ネパール,カシミール,チベットなどで,700万頭以上が飼育されている。ネパールではヤクは主にヒマラヤ南斜面の標高3000mを超える地域で飼養されている。経営規模拡大に意欲的な農家もあるが問題もある。放牧可能な土地は,森林限界以上の高地に寄生されており,牧養力には限界がある。また,家畜の飲料水の問題も進行となっている。また,寄生虫の問題や,トラの襲撃による家畜の被害など聞かれる。しかし,諸問題の解決を図りながら地の利を生かした酪農が地域経済を持続的に発展させるであろう。

シソーラス用語： *ウシ属 ,  *酪農 ,  *生産能力 ,  *農業経営 ,  放牧 ,  環境順応 ,  飲用水 ,  寄生虫
準シソーラス用語： *ヤク ,  家畜化 ,  *牧養力

分類 (2件)： 飼養管理  (FD01040N) ,  家畜の飼養一般  (FD02010N)

タイトルに関連する用語 (9件)： ネパール ,  ヤク ,  酪農 ,  規模 ,  拡大 ,  意欲 ,  農家 ,  牧養力 ,  限界