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J-GLOBAL ID:201202294041779072   整理番号:12A1048773

ヒト大腸がんの包括的分子特性

Comprehensive molecular characterization of human colon and rectal cancer
著者 (40件):
資料名:
巻: 487  号: 7407  ページ: 330-337  発行年: 2012年07月19日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大腸がんにおける体細胞性変化の特徴を明らかにするために,我々は276検体についてゲノム規模の解析を行い,エキソームの塩基配列,DNAコピー数,プロモーターのメチル化,メッセンジャーRNAおよびマイクロRNAの発現を解析した。これらの検体の一部(97検体)にはカバー率の低い全ゲノム塩基配列解読を行った。全体として,16%の大腸がんに高頻度の変異が見られた。これらの4分の3には,予想どおり高頻度のマイクロサテライト不安定性が見られ,それには通常,過剰メチル化やMLH1のサイレンシングが伴っており,残りの4分の1には,ミスマッチ修復遺伝子およびポリメラーゼε(POLE)の体細胞変異が見られた。結腸および直腸のがんは,高頻度変異の見られるがんを除き,ゲノム変化のパターンにかなりの類似性があることがわかった。24個の遺伝子に有意な変異が見られ,予想されたAPC,TP53,SMAD4,PIK3CAおよびKRASの変異に加え,ARID1A,SOX9およびFAM123Bに変異が頻発することがわかった。頻発するコピー数変化には薬剤標的にできる可能性があるERBB2の増幅や,新たに発見されたIGF2の増幅が含まれる。頻発する染色体転座には,NAV2とWNT経路に属するTCF7L1の融合が含まれる。統合解析から,悪性度の高い大腸がんの新規マーカーと,MYCが指示する転写の活性化や抑制の重要な役割が示唆される。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (2件):
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腫ようの診断  ,  分子遺伝学一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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