文献

J-GLOBAL ID：201202294099546221   整理番号：12A0813971

腹内側前頭前野皮質のグルタミン酸デカルボキシラーゼ欠損の肝X受容体βノックアウト雌マウスの不安症

Anxiety in liver X receptor β knockout female mice with loss of glutamic acid decarboxylase in ventromedial prefrontal cortex

著者 (6件)： TAN Xin-Jie (Univ. Houston, TX) ,  DAI Yu-Bing (Univ. Houston, TX) ,  WU Wan-Fu (Univ. Houston, TX) ,  WARNER Margaret (Univ. Houston, TX) ,  GUSTAFSSON Jan-Ake (Univ. Houston, TX) ,  GUSTAFSSON Jan-Ake (Dep. Biosciences and Nutrition, Novum, SWE)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 19  ページ： 7493-7498  発行年： 2012年05月08日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,転写因子核内受容体ファミリーの肝X受容体β(LXRβ)は,神経形成過程と神経変性疾患に関与するとの報告がある。今回,十字迷路,驚き反応とプレパルス抑制,オープンフィールドおよび新規対象物認識試験を用い,LXRβノックアウト(KO)(LXRβ^-/-)雌マウスの行動を検討した。LXRβ^-/-雌マウスは,野生型マウスと比較し,高架十字迷路,驚愕反応とプレパルス抑制試験でより強い不安行動を示したが,運動機能障害はなく,新規対象物認識試験で記憶行動は正常であった。免疫組織化学分析は,GABA合成に関わる酵素,グルタミン酸デカルボキシラーゼ(65+67)の腹内側前頭前野皮質における発現減少を示した。背側縫線核のトリプトファンヒドロキシラーゼ2の発現は正常であった。LXRβ^-/-雌マウスにおける不安惹起性フェノタイプは,腹内側前頭前野皮質から扁桃核へのGABA作動性入力の減少によると結論した。

シソーラス用語： *前頭前野 ,  *グルタミン酸デカルボキシラーゼ ,  *DNA結合タンパク質 ,  ノックアウトマウス ,  *不安神経症 ,  迷路学習 ,  生体反射 ,  神経生理 ,  運動障害 ,  記憶 ,  免疫染色 ,  神経伝達物質 ,  縫線核 ,  トリプトファンヒドロキシラーゼ ,  扁桃核 ,  ニューロン ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： プレパルス抑制 ,  運動機能障害 ,  肝X受容体 ,  驚愕反応 ,  背側縫線核 ,  介在ニューロン

分類 (3件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (1件)： GABA

タイトルに関連する用語 (10件)： 腹 ,  内側前頭前野 ,  皮質 ,  グルタミン酸デカルボキシラーゼ ,  欠損 ,  肝X受容体 ,  ノックアウト ,  雌 ,  マウス ,  不安症