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J-GLOBAL ID：201202294187009619   整理番号：12A0561986

添加剤による高機能化・高性能化の追求 モンモリロナイトの特徴と性質

著者 (1件)： 鈴木啓三 (北大 大学院工学研究院)
資料名： プラスチックスエージ  (Plastics Age)
巻： 58  号： 4  ページ： 91-99  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： G0951A  ISSN： 0551-0503  CODEN： PUEJDH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 工業用モンモリロナイト(MMT)はベントナイトから遠心分離によって精製される。MMTの特性は産地,鉱床によって大きく異なる。本稿では山形産,アメリカワイオミング産及びインドグジャラート産を取り上げて,化学組成,構造及び性質を比較説明した。MMTの最大の特徴は吸水により膨潤して増粘性,粘結性を発揮することである。また,陽イオン交換性があるため,無機及び有機陽イオンとイオン交換処理を行って利用されることも多い。工業用MMTはナトリウム塩型である。通常の懸濁液中ではMMTは10枚程度積層の一次粒子を形成する。MMTは薄片状の粒子で,それらをナノコンポジット添加剤として利用する際には粒子サイズ,アスペクト比が重要な意味を持つ。工業用MMTの粒径及びアスペクト比は産地により異なりそれぞれ145~391nm及び130~380の範囲にあった。なお,工業的に合成されたスメクタイトの粒径及びアスペクト比はそれぞれ50nm及び<50であった。

シソーラス用語： *モンモリロナイト ,  ナノ複合材料 ,  *充填剤 ,  層状化合物 ,  積層構造 ,  吸水 ,  膨潤 ,  陽イオン交換容量 ,  粒径 ,  粒度分布 ,  アスペクト比 ,  化学組成 ,  結晶構造 ,  ベントナイト ,  *重合体用添加剤 ,  陽イオン交換
準シソーラス用語： *ナノ充填剤 ,  *高分子ナノ複合材料

分類 (1件)： 充填剤,補強材  (YH05030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 添加剤 ,  高機能化 ,  高性能化 ,  モンモリロナイト ,  性質