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J-GLOBAL ID:201202294633463256   整理番号:12A1221641

CO2削減と多量の産業廃棄物使用を目的とした高炉セメントの利用拡大に関する研究

Study about utilization of blast furnace cement aimed at CO2 reduction and waste utilization
著者 (1件):
資料名:
巻: 30  ページ: 100-111  発行年: 2012年 
JST資料番号: X0948B  ISSN: 1883-3128  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,普通ポルトランドセメント(以下OPC)に高炉スラグ微粉末(以下BFS)の置換率を変えたセメント系材料を用い,BFS,無水石膏(以下AH)および石灰石微粉末(以下LSP)の役割の検討と23°Cおよび40°Cにおける硫酸塩劣化機構を,硫酸塩浸漬前の水和生成物と関連付けて考察することを目的とした。また耐硫酸塩性を向上させるためのBFS,AHおよびLSPを用いた材料設計を提案することを目的とした。その結果(1)BFS置換率の増加に伴い,耐硫酸塩性は向上した。これは,硫酸塩浸漬前のCH量に加え,未反応C3S量が減少したことに起因すると結論付けた。(2)AHを混和した供試体で耐硫酸塩性が向上したのは浸漬前の硬化体に多量のエトリンガイトを生成したことに起因すると結論付けた。(3)LSPを混和した供試体で耐硫酸塩性が向上したのは,硬化体にモノカーボネートを生成したことに起因すると結論付けた。またLSPの混和は初期強度改善に有益であると結論付けた。(4)BFSを55%以上置換した場合には,23°Cおよび40°Cの長さ変化率はほぼ同程度となり,浸漬温度の影響を小さくすることができた。また本実験の範囲ではBFS59.5%-OPC25.5%-AH5%-LSP10%(BFS/OPC質量比=70:30)供試体において最も高い耐硫酸塩性が得られた。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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セメントの性質・分析  ,  モルタル,コンクリート  ,  その他の石材  ,  資源回収利用 
引用文献 (18件):
  • 1) Rasheeduzzafar, Fand H.Dakhil and Ahmad Saad Al-Gahtani, ACI journal, Proc., Vol. 81, No.1, pp.13-20 (1984).
  • 2) B. P. Bellport, "Combating sulfate attack on concrete on bureau of reclamation projects" , In: E.G. Swenson, Editor, "Performance of concrete: resistance of concrete to sulfate and other environmental conditions" , University of Toronto Press, Canada, pp.77-92 (1968).
  • 3) Satoshi Shinozaki, Yasukatsu Yosida, Naomi Emukai, Toudouhosyouita no rekkagenninn to sono hosyuu, Bousei bousyoku gizyutu happyou taikai yokousyuu, No. 20 pp. 17-22 (2003) .
  • 4) Japan society civil engineering, "The current state of research about chemical penetration .leaching." Concrete Engineering Series, 53, pp.18-25 (2005).
  • 5) JIS R 5210 (2003)
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