文献
J-GLOBAL ID:201202294674276568   整理番号:12A0060354

中国の珠江デルタ地域の大気中エアロゾルにおける生物活性型と総量のエンドトキシン

Bioactive and total endotoxins in atmospheric aerosols in the Pearl River Delta region, China
著者 (4件):
資料名:
巻: 47  ページ: 3-11  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
大気中のエアロゾルにおけるGram陰性細菌の毒性で発熱性の物質であるエンドトキシンを,中国の珠江デルタ地域内の南沙と広州と香港で1年間の期間を通じて測定した。大気中エアロゾルを大容量サンプラーで収集した。検体中の生物活性エンドトキシンを無パイロジェン水で抽出後にLimulus変形細胞溶解物(LAL)測定を用いて決定し,総エンドトキシン濃度をバイオマーカであるGC-MSで3-ヒドロキシ脂肪酸(3-OHFA)を定量することで測定した。結果は場所間でPM<sub>10</sub>中の生物活性エンドトキシン濃度に有意差が無いことを示した(0.19<p<0.81)(平均濃度は0.34~0.39EU・m<sup>-3</sup>の範囲だった)。しかし香港はPM<sub>10</sub>において,南沙の29.4ng・m<sup>-3</sup>と広州の32.7ng・m<sup>-3</sup>と比較して有意に低い(p<0.05)総エンドトキシンレベル(平均17.4ng・m<sup>-3</sup>)を示した。生物活性エンドトキシンは天然起源の微粒子の粗大粒子モード(PM<sub>2.5~10</sub>)と相関することを見いだし,総エンドトキシンは人為的起源の微粒子の微粒子モード(PM<sub>2.5</sub>)と相関した。粒子量で標準化すると,エンドトキシン負荷は,気象条件が好適であり細菌の増殖が増加した結果として,夏期にずっと高かった。化学的に測定した総エンドトキシンはLAL測定を用いて定量した生物活性エンドトキシンよりも3~4桁の程度高かった。生物活性エンドトキシンと異なる炭素長の3-OHFAの間の相関解析を解析した。結果は,検出された相関は場所と粒径間で変化することを示した。エンドトキシン総量と生物活性エンドトキシン間では,研究からは一般化することはできないが,本研究で報告されたレベルは,2測定法間の乖離を示唆し,個別の炭素鎖の3-OHFの生物活性能力をさらに検討する必要がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
粒状物調査測定 

前のページに戻る